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放送大学とITの勉強

社会人学生の学習振り返り:放送大学での成長と今後の目標

はじめまして。アロアと申します。
社会人として働きながら放送大学情報コースに所属しています。
入学して2年目、本業はSE3年目です。
放送大学では、情報系と会計学の科目を中心に受講しています。

本記事は 社会人学生 Advent Calendar 2023 - Adventar 3日目、12月3日の記事です。
自分が社会人大学生として「限りある時間でどのように勉強を進めているのか」について振り返ります。

試験と通信指導を乗り切るためのマイルール

前提として放送大学は2学期制であり、1学期が4月~7月、2学期が10月~1月です。
各学期内で通信指導(中間試験のような存在)と単位認定試験(学期末)があります。
また、放送大学の講義はテレビやラジオで講義を受講する「放送授業」と教科書的な位置付けの「印刷教材」から構成されています。

目標:印刷教材を読破する

私は、その中でも「単位認定試験までに印刷教材を読破すること」を第一目標にしています。
放送授業もしくはラジオ授業は次点の位置付けです。
ただし、外国語の授業や外部へ取材した内容が入っている授業は印刷教材より講義の優先度が高くなります。

勉強時間は1日2時間

放送大学の勉強を行う時間は1日2時間程度と決めています。
時間帯は20時~24時の間と決めていますが、大抵21時から始めて23時に終わりにします。
2時間は家事等挟まずにまとめて勉強します。
この「20時~24時のうちから1日2時間」というルールは、平日も休日も変わらず運用しています。

勉強にかかる時間と残り時間を把握しておく

上記2点を踏まえたうえで勉強を進めていく前に「すべての範囲を勉強し終えるまでの所要時間」「今日から単位認定試験や通信指導の締め切り日までに確保できる勉強時間」を計算します。
前述のとおり、放送大学の各科目は「放送授業」と「印刷教材」で成り立っているので、それぞれのコンテンツを学習し終えるまでにかかる時間を見積もっておいて、自分がどの程度学習できそうかの見当をつけるようにしています。

具体的に計算してみる

私の印刷教材を読むスピードは、1時間で50ページほどでした。
印刷教材のページ数は1科目250ページ前後なので、5時間程度で目を通し終わる目安です。
1科目の放送授業を視聴するのにかかる時間は45分×全15回で約22時間です。
総科目数はいつも1学期あたり5~7科目で、すべての科目の印刷教材を読み通すために必要な時間は25~35時間です。

そして、勉強のために確保する時間は1日2時間でなので、試験までに印刷教材を読破するには
遅くとも試験の2週間前(22時間÷2時間/日=11日≒14日)から印刷教材を読み始める必要があることがわかりました。
逆に、試験まで2週間上ある場合は放送授業を視聴することが可能です。
放送授業を視聴する場合も、その時点で勉強に充てられる時間を計算して、 全部の回視聴できるか、
もしくはどの回を抜粋して視聴するか等を考えます。

...といった感じで試験までの残り時間と勉強にかかる時間を計算して、その日の勉強内容を決定しています。

学期内で全てのコンテンツをやり切るのは無理だと割り切る

単純に私が意識低い系であることが原因ですが、上記のように勉強ルールを定めたり
計画的に進めようとしたりするものの、勉強しないで終わる日も多い(詳しくは後述)ため、 勉強時間が全く足りていません。
現状の勉強ペースでは放送授業、印刷教材、演習のすべてをやり切るのは不可能です。
自分の意志が弱く遊びの誘惑には勝てないため、教授各位には大変申し訳ないのですが、
「期初~期末の期間では、科目をやり切る事ではなく試験に合格することが目標」と最初から割り切ってしまっています。
ただし、学期外の期間も勉強は継続しているので、最終的に大体の内容(後述)に目は通せています。

学習を進めるために意識していること

理解できなくても進む

特に会計系の科目を学んでて思うのは、分からなくても足踏みせず、1科目の最後まで進むべしということです。
放送大学での講義の構成として、最初の1~2回の講義でその科目で扱う内容のダイジェストを説明して、後の回で丁寧に説明していくパターンが多いです。
深く広い分野の学問を体系的に学ぶうえで、知識を関連付けながら学んでいくことが大切だと思っているので、その場で理解できずとも「そういう概念がある」ということだけ知って先へ進み、ある程度学習が進んだ時点で理解できなかった箇所へ戻る手法が有効だと考えています。

少しでもやる気が出たときはがっつり勉強する

「なんかやる気が出てきたから少しだけ勉強しようかな」と思ったときは、やる気を脳内で増幅させて、長時間勉強するようにしています。
達成感が次回へのモチベーションにもつながります。

実際のところ勉強をやれているのか

  • 残念ながら全く勉強しない日も多いです。勉強する日としない日の比率は3:7くらいです。
  • 期末までに全科目の印刷教材は読破できています。
  • 期末外の勉強も含めると、最終的に、印刷教材はすべて読破、放送授業は3科目程度はすべて視聴し、もう3科目は5回/全15回程度視聴した状態くらいで次の学期の勉強に移っているのが現状です。
  • 勉強時間を休日含めて毎日固定することで、時間が空いている日に限りますが勉強に取り組むルーティーンが定着しました。
  • 1日2時間という時間設定は、なんとか時間を確保でき、達成感も感じられる丁度良い長さだと感じています。
  • やる気が出た休日は、休憩をはさみながら6時間程度勉強できる日もあります
  • 残り時間を計算しながら学習することで、自分の中で終わりが見えて取り組みやすいと感じています。

勉強の手ごたえと今後やりたい事

現状、毎日欠かさず勉強をしたり、履修することにした科目をすべて完璧に勉強したりすることは出来ていませんが、情報系の知識の補完や数学基礎の叩き直し、初めて勉強した会計学の用語や概念が頭に入ってきた等、放送大学を通した自分の成長は感じています。
今後も知識を積み上げて理解を深める作業を、細く長く継続していきたいです。
放送大学での自分の積み重ねを、資格取得や実務経験といった形へアウトプットすることにも取り組みたいです。

本記事が全国の兼業学生のモチベーションになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。